北海道企業PBL協議会

北海学園PBL講座とは

「ビジネスデザイン実践講座」とは?

北海学園大学経営学部では、企業と大学(学生・教員)が、企業が抱える課題を共に考え、解決策を構築する講座「ビジネスデザイン実践講座」を開講しています。

この講座では、大学(教員・学生)と企業の協働により、知識と実践との学習サイクルを身につけ、問題解決力ある人材を育成します。

※この講座は北海学園大学経営学部の3年次開講科目(特別講義)として開設される講義です。講義には学部生とともに企業から派遣される社会人が参加し、混成チームとなってワークショップを進めていきます。

「自社の将来を担う人材を、どのように育てたらよいかわからない

「自社では、理論立てて課題を解決する力を身につける機会がない」

「自社の5年、10年後を見据えた人材の育成を図りたい」

「大学の知見を自社の経営に活かしたい」…。

これらの悩みをお持ちの企業経営者や人事・教育担当の皆さま、ぜひ、本講座へのご参加をご検討ください。

本講座を通じて、次の力を身につけます。

1

理論を実践に活かす能力の育成

学術的な理論(経営学など)を実践に応用し、自社の課題解決に役立つ力を養成します。
また、実践を基に理論を知ることにより、仮説立てた根拠ある提案が可能になります。

2

マーケティング思考の体得

顧客や競合の視点を学ぶことで、自社事業や商品の強みを再確認し、市場で輝き続ける自社の姿を描けるようになります。

3

マネジメント力の向上

チームで論理的に考え、仮説に基づき行動する機会を提供します。
また、人を動かす方法として、他者に自律的な行為を促すマネジメントを学習します。

講座の概要

開催期間
2024年5月中旬~7月中旬
講義回数
10回(内、社会人のみの座学1回、学生とのワークショップ5回)
開講形態
①オンライン(オンデマンド学習)
②社内見学
③スクーリング(大学でのワークショップ)
プログラム
学術的な知見を学びながら自社で働くことの魅力を分析し、採用活動における自社のブランディングを考えるワークショップを中心とした授業が展開されます。社会人の参加者は学生とともにチームを組み、学生たちを取りまとめるリーダー役を演じながらチームマネジメントの方法も実践的に学びます。
主に下記のテーマについて専門的な知識を学ぶことになります。
「採用マーケティングとは」
「自社で働くことの魅力(価値・意味)を考える」
「『問い』と『仮説』で考える」
「『人を動かす』理論を知る」

教員紹介

以下の教員が本プログラムの監修をしています。

佐藤 大輔(さとう・だいすけ)

組織理論、マネジメント、マーケティングが専門。
神戸大学大学院経営学研究科博士課程後期課程修了。博士(経営学)。大学では「経営管理Ⅰ・Ⅱ(学部)」「経営管理論(大学院)」担当。企業や地域などとの課題解決型プロジェクトのほか、学生による起業プログラムなども展開。学術的な知見をもってビジネスに取り組める人材の育成に力を入れる。「道新就活講座」監修、「北海道の業界地図(北海道新聞社刊)」制作協力等。

中村 暁子(なかむら・ときこ)

経営組織、ジェンダー、ワーク・キャリアが専門。
明治大学大学院経営学研究科博士前期課程終了。修士(経営学)。 SolBridge International School of Business MBA Program修了。MBA。大学では「経営組織(学部)」「組織文化(学部)」を担当。ワーク・キャリアについて、組織とジェンダーの関係性や文化の視点から研究活動を行う。主な論文に「ジェンダーと組織研究」、「女性の垂直的キャリア形成に関する先行研究と今後の展開」等がある。

村上 始(むらかみ・はじめ)

消費者行動、行動意思決定論、マーケティング・リサーチが専門。
早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。大学では「消費者行動(学部)」「マーケティング・リサーチ(学部)」を担当。購買意思決定を含む、人の意思決定現象について、眼球運動測定装置や数理モデルを用いた研究を行う。講義やゼミでは、学問を身近に感じられるよう、普段の買い物や日常生活の出来事を題材として多く取り入れる。主な論文に「消費者の眼球運動分析」等がある。

齊藤 拓男(さいとう・たくお)

(株)道新アクセス メディア事業本部 次長。長年にわたり、北海道新聞グループ社にて、北海道内企業・団体や教育研究機関などのマーケティング支援業務に従事。また、複数のNPO法人にて役員を務め、地域経済・社会の活性化に取り組んできた。2023年度から北海学園大学経営学部非常勤講師。

講座開講までの流れ

1.参加企業の募集/課題のヒアリング
本講座にご関心を持って頂きましたら、事務局スタッフがお伺いし、講座の詳しい内容をご説明させて頂きます。また、貴社が抱えている人材採用に関する課題について丁寧にヒアリングをいたします。
2.受講学生の募集
大学3年生が受講対象です。
3.事前説明会の開催
5月上旬に、参加企業(協議会会員)を対象に「事前説明会」を開催します。説明会では担当教官からの説明やミニ講座、参加企業紹介などを行います。

●講座開講(2024年5月中旬)

参加費

5万円(税別、ただし1社あたり1~3名参加可能)

参加費は、「北海道企業PBL協議会」会費扱いとなります。

会費には以下の対応が含まれます。

  • 1事前研修会参加
  • 2協議会事務局WEBサイトでの
    会員紹介
  • 3講座参加サポート

よくあるご質問

Q1.
協議会費「5万円」とは何か?、会費が高すぎるのでは?
A1.
協議会費は、協議会事務局運営費となります。参加企業は、「協議会員」として本講座に参加することで、多くのメリットを得ることができます。なお、北海道内他大学にて行われている企業課題解決型の講座では、「参加費:10,000ユーロ(企業参加者1名の場合)」、「ライセンス料(課題解決方策の買取):5,000ユーロ~」となっております。
Q2.
講座の期間が長く、通期での社員の参加が難しいが大丈夫か?
A2.
10回の講義の内、オンデマンド授業1回、企業見学1回を含みます。残り8回の講義では、半分がグループワークの時間に充てられ、大学構内の他、貴社内やオンライン上など、チームの学生と相談の上、参加社員のご都合に合わせて、開催場所や進め方はカスタマイズいただけます。
Q3.
大学3年生の知識やアイデアでは、自社の課題解決にはつながらないのでは?
A3.
本講座は、北海学園大学経営学部教員が長年の研究成果を活かして開発した講座です。講座を通じ、参加者は理論に基づいたアイデアの創発が可能となります。また、各グループの学習状況は、担当教員が随時確認をし、適宜アドバイスを行うことで課題解決のサポートをいたします。
Q4.
本講座を受講すれば、すぐに自社の採用実績が上がるのか?
A4.
本講座を通じて得られるのは、①貴社と大学(教員・学生)が協働して創った採用活動における貴社のブランディングやコンセプト、②課題解決力を習得した人材です。①は採用活動の根幹にあたるデータのため貴社が求める人材をより的確に採用することに貢献します。②は、本講座の受講者だけではなく、その人材がもたらす他の社員への波及効果により、貴社の社内文化を変えることも期待できます。
Q5.
インターンシップとの違いは? 企業が大学の教育活動に「付き合う」ことになるのか?
A5.
本講座は、経営学の理論に基づく、企業と学生を対象とした教育プログラムです。講座では、貴社の“採用”、“人材確保・定着”といったリアルなテーマで、採用マーケティングを学べる機会となります。貴社と大学(学生・教員)は対等の立場であり、協働することで貴社の今後の採用活動における発展に寄与します。