北海道企業PBL協議会

お知らせ

ビジネスデザイン実践講座 第12回「フィードバックセッション」で講義を振り返る

 8月6日(火)、北海道新聞社7階にて、北海学園大学経営学部「ビジネスデザイン実践講座」の第12回講義・フィードバックセッションが行われました。講義にはPBL協議会会員企業13社24名が参加しました。2日間に分けて行った「成果発表会」内の企業プレゼンについて学生評価を振り返ると共に、会員企業同士で立食型の交流会がありました。

 初めに、北海学園大学経営学部・佐藤大輔(さとう だいすけ)教授から、成果発表における各企業のプレゼンテーションに対して、アンケート結果を基に学生の反応について振り返りがありました。企業プレゼンの中で、最も学生の評価が高かった企業は「㈱北洋銀行」でした。学生からは「金融業界に対する『堅い』メージを払拭する内容に惹かれた」といった声が多く寄せられました。

 続いて、佐藤教授から本講座を踏まえた、企業の情報発信のあり方について改めて講話がありました。人材の定着や離職回避を目指すためにも、企業として仕事や職場の魅力を、客観的に良いと思えるポイント(=価値レベルの魅力)と、主観的に好きと思えるポイント(=意味レベルの魅力)の両輪で訴求することで、働くことに対する納得感を醸成すると説明しました。佐藤教授は、「給与や待遇などの価値レベルに留まらず、好きか嫌いかという意味レベルの魅力として、そこで働いてみたいと思わせるようなストーリーをもっと企業には語ってほしい」と総括しました。

 最後に、本取組が今年度より札幌市の「大学と民間企業等との連携による公益的事業の推進補助金(事業期間:2年、補助金額:300万円)」に採択されたことを踏まえて、今後の展望に関する情報提供が行われました。その後、立食型の交流会が併催され、会員企業同士でざっくばらんに意見交換されていました。

 本講座は、次年度から履修対象者を同大学の全5学部に拡大して開講を予定しています。今後も地場企業と大学がタッグを組むことで、地域で活躍する人材を育てていく枠組み(「札幌モデル」)を、創っていきます。