大学と協働で“採用力”を磨く!「ビジネスデザイン実践講座」開講
5月8日(水)、北海道新聞社2階にて、北海学園大学経営学部「ビジネスデザイン実践講座」の第1回講義・ガイダンスが行われました。講義にはPBL協議会会員企業13社22名が参加しました。本講座では、企業と大学(教員・学生)が、採用マーケティングの理論を応用して、会員企業の魅力を就活生へどのように訴求するかを共に協議・検討します。
冒頭に会員企業を紹介後、北海学園大学経営学部・中村暁子(なかむら ときこ)准教授から、これから3か月間に及ぶ講座の概要について説明がありました。受講する社会人は、就活生へ自社の魅力を訴求する「プレゼンテーション」を、学生は同じテーマで「note記事」を成果物として作成します。中村准教授は受講する社会人に向けて「学生という外部の視点を活かして、自社の組織文化を理解する機会にしてほしい」と呼び掛けました。

次に、北海学園大学経営学部・佐藤大輔(さとう だいすけ)教授から、イントロダクションとして「新規学卒者に向けた採用マーケティング」というテーマで講義がありました。昨今の就活を取り巻く環境や、就活生のマインドの変化を踏まえて、採用難を勝ち抜くべく企業に求められる情報発信のあり方について解説しました。その上で「今回の受講をきっかけに、これからも激化する採用市場において、ぜひ武器(=採用マーケティングの知見)をもって戦っていただきたい」と会員企業にメッセージを送りました。

終了後、会員企業からは「採用難の今だからこそ学術的なアプローチで、学生と一緒に自社の魅力を新たに見つめ直したい」との声がありました。
本講座を通じ、会員企業と大学がそれぞれの視点を持ち寄り、優秀な人材を育てると共に、地場企業のブランド力を高めることで、人材還流の好循環を生み出すことが期待されます。